トランプ大統領の中国批判が、ここへきて、どんどんエスカレートしている。
ついに5月14日のフォックスビジネスニュースのインタビューで、「すべての関係を断つこともできる」と言ったらしい(5月16日東京)
しかし、この発言を知った私は、トランプ大統領は本気ではないと確信した。
すべての関係を断つということは国交断絶ということだ。
しかし、そんな事を今の米国が今の中国にできるはずがない。
そんな事をすれば米国の経済はもたない。
貼ったりだ。
そう思っていたら、WHOへの拠出は止めないと言い出した。
中国並みの少額拠出なら拠出してもいいと言い出した。
あれほど拠出しないと繰り返していたのにである。
極めつけは、きょう5月17日の東京新聞の記事だ。
そこには、台湾の外相にあたる呉しょうしょうと名乗る外務部長が、台湾の国会にあたる立法院で、次のように証言したことが紹介されている。
「今年は米国は台湾の参加を求める提案国にはならない」と
「(台湾参加実現の可能性は)極めて難しい」と
なんのことはない。
トランプ大統領は台湾に、本気でない事を伝えていたのだ。
トランプ大統領の強硬発言は大統領選に向けた芝居だったのだ。
それで合点がいく。
対中外交に限らない。
あらゆる外交がそうだ。
いや内政も含め、トランプ大統領のあらゆる発言は、強い大統領を演じる猿芝居なのだ。
トランプ大統領はすぐに正体がばれる大根役者だ。
そうであれば、これ以上高い木戸銭など払う必要はない。
在日米軍経費負担増など、もってのほかである(了)
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