金正恩の健康悪化説が流された時、正直言って私はとんでもない事が起きるのではないかと思った。
中国の医療団が大挙して訪朝したと言うニュースを見て、いよいよ金正恩も終わりかと思った。
しかし突如として健全である写真が流された。
それでも、いつものように偽写真ではないかと疑った。
しかし、何ともなかったらしい。
トランプ大統領が、私としては(for one)、健全だったことはよかったとツィートしたから、すべてが偽情報だったことはもはや確実なのだろう。
そう思っていたら、きょう5月6日の朝日が書いた。
健康悪化説が飛び交った事について韓国で検証の動きが出ているという。
そして、脱北者らの偽情報が出所だと見られており、4月の選挙で当選した北朝鮮の元在英公使が謝罪したという。
何のことはない。
脱北者らがネット上で流した偽情報を米CNNなどが飛びついて大騒ぎになったのだ。
私は、金正恩氏が健在であることが確認されたことを一番喜ぶべきは安倍首相だと思っている。
なぜなら、もしあのまま金正恩が亡くなれば、安倍首相は金正恩と会えなかった唯一の主要国首脳になるからだ。
トランプはもとより、文在寅、習近平、そしてロシアのプーチンまで首脳会談している。
7年半もの長きにわたって首相を続けた外交の安倍首相が、一度も会えずに亡くなったとなれば、歴史に残る外交失点になる。
おまけに拉致問題は永久に凍結される。
私としては生きててよかったと、真っ先に言うべきは安倍首相なのだ。
いまの安倍首相を見ていると、コロナに勝つことがすべてのごとくだ。
東京五輪を花道にするつもりだったが、コロナ収束を花道にせざるをえなくなったごとくだ。
他のことは何もやる気がなくなったごとくだ。
しかし、私が安倍首相なら、いまこそ金正恩との首脳会談実現を最後の安倍外交にすべく動くだろう。
安倍首相はアビガンをイランに供与し、それをきっかけに米イランの緊張緩和を働きかけた。
これはよかったと思う。
出来ればイランへの制裁緩和に踏み切るべきだ。
このコロナ外交こそ、最後の安倍外交にすべきなのだ。
安倍首相はコロナ危機についての協力を口実に、電撃訪朝を極秘裏に進めたらどうか。
今だったらどんなコロナ外交も許される。
私が今井補佐官ならそう進言するが、いまの安倍官邸は、そんな余裕はまったくないのだろう。
最後まで安倍外交は見るべきものがないまま終わる気がする(了)
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