このところ、国内政治について書く気がしない。
10年以上も一日も休まず書き続けて来て、こんな事は初めてだ。
長い正月休みがあけて、きのう1月20日、令和2年の国会が始まった。
安倍政権はあらゆる面で行き詰まり、野党にとってはこれ以上ないチャンスだ。
ところが、まるで緊迫感が感じられない。
安倍首相のごまかし演説は行き着くところまで行った感がする。
どのメディアもそればかり書き、忖度し続けて来た政治評論家もさすがに安倍批判に転じたごとくだ。
ところが、野党のほうは野党協力の事ばかりだ。
野党第一党の立憲民主党と国民民主党が合流できるか、あるいは日本共産党が訴える野党連合政権ができるのか、野党はそればかりで、メディアもそればかり書いている。
政策論争が行われる気配がまるでない。
そう思っていたら、今朝のNHKニュースが伝えた。
いよいよ明日から国会質疑が始まると。
何のことはない。
きょうは与野党の攻防がないのだ。
天下分け目の国会が始まったと思ったら、すぐに休んでいる。
まるで緊張感がない。
おそらくこんなゆるい職業は、政治家ぐらいだろう。
どんな職業でも、もっとまじめに働いている。
そうしなければクビになる。
こんな緩い職業は政治家ぐらいだ。
それでいて、政治家には、みな高額な歳費と政党交付金が、不況であろうと、仕事を休もうと、我々の税金から確実に振り込まれる。
政治家になりたい連中が増えるのもうなづける。
犯罪まがいの事をしても政治家にしがみつく連中が増えるのもうなづける。
政治について書く気が起きないのはおそらくそのせいに違いない(了)
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