新党憲法9条

憲法9条それは希望

トランプ大統領が中曽根大勲位を称賛した滑稽さと深刻さ

 ポンペオ国務長官に次いでトランプ大統領までもが、亡くなった中曽根元首相を称賛する声明を発表した。

 これには笑わされた。

 彼らは、生前の中曽根元首相とはおそらく一面識もない米国人だ。

 たとえ面識があったとしても、それほど深い関係を持っているとは思えない。

 例えばロン・ヤス関係の関係者にあった故レーガン大統領の秘書官であるとか、ロッキード事件で密約関係にあったキッシンジャーの側近であるとか、中曽根大勲位と直接接して来た米国人が称賛するのならわかる。

 ところが、中曽根大勲位が現役から退いて何十年もたつと言うのに、現職の国務長官や大統領がこぞって称賛した。

 これは誰かにそうすべきだと進言され、言わされたのだ。

 頭の空っぽなポンペオ国務長官が、国務省の官僚たちから、日米同盟強化に貢献した、と言わされたのは笑って見過ごせる。

 いままでどおり、そう言わされて来たからだ。

 ところが、トランプ大統領までもがそう言わされたのには驚いた。

 なぜ、言わされたと私が考えるのか。

 トランプ大統領が自分から自分の本音を言う時は、ツイッターで言うはずだからだ。

 間違いなくだれかの入知恵で言わされたのだ。

 ひょっとして安倍首相から頼み込まれたのかもしれない。

 もしそうなら、事態は深刻である。

 野党はそう疑って国会で質問してみたらどうか。

 つまらない国会の最後が面白くなるかもしれない(了)

Comment On Facebook