参院選を直前に控えた7月3日、日本記者クラブで恒例の党首討論会が行われた。
そこで、枝野立憲民主党代表は次のように答えたという。
きょうの毎日新聞が報じている。
「立憲民主党は明確に日米安保体制維持だ。健全な発展を目指すという立場で、安倍さんとも山口さんとも一致している」
野党第一党の党首が選挙前の公開討論会でこう明言したのだ。
より自民党寄りの国民民主党は発言しなかったようだが、聞くまでもないだろう。
社民党は村山首相の時に自民党と連立政権を組んで、早々と日米安保を容認し、それ以来方針を変更したという話は聞かない。
ただひとり共産党だけが今度の選挙公約で日米安保の廃棄を掲げている。
しかし、どの新聞を見ても、それをきのうの党首討論で語った気配はない。
そして、なによりも、新聞記者の質問が、そもそも日米安保体制堅持を大前提として質問しているのだ。
それに少しでも疑義をはさむような政党に政権を任せるわけにはいかないと言わんばかりに。
そう言われて、枝野代表は、その通りですと答えるしかなかったのだ。
野党連立政権を目指す共産党は、選挙公約である安保破棄をみずから言い出せなかったのだ。
これが戦後70数年たった日本の政治の現実である。
そんな中で、オリーブの木から立候補した新党憲法9条代表の私は、全国の国民に向かって問いかける。
このままこの国の政治が日米安保体制を維持、強化して行って、本当にそれでいいのかと。
米国との軍事同盟を強化して行って日本はより安全に、暮らしやすくなるのかと。
その訴えが国民の心に響かなければそれまでだ。
少なくとも京都には三上候補が立った。
三上さんと二人で、歴史に残る選挙を京都で繰り広げる。
京都府民の心を動かせないはずはないと信じている(了)
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