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初国賓を「傍若無人の不動産王」にした安倍首相の不敬

 令和の命名から始まって、退位、即位の政治利用、そして「桜を見る会」の招待客の露骨な公私混同など、最近の安倍首相を見ていると、自らの権力維持のためには何でもありの強引さが目に余る。

 こんな卑しい首相がかつていただろうか。

 そう思っていたら、今日発売の週刊新潮(4月25日)が痛烈な安倍批判をした。

 それは、初国賓が傍若無人の不動産王でいいのか、という特集記事だ。

 もちろん、トランプ大統領の事だ。

 そこに書かれている内容はまさしく日本国民に問いかける内容だ。

 それを読むと誰が見ても不敬だと思う内容ばかりだ。

 一昨年11月に、トランプ大統領が初来日した時は、実務賓客だった。

 その理由は不明だが、やはり今上天皇の国賓にはそぐわないという判断が宮内庁や天皇陛下御自身にあったのではないか。

 今上天皇との確執が取りざたされている中で、さすがの安倍首相も今上天皇の気持ちを無視できなかったのではないか。

 私はそう推測している。

 しかし、新天皇になれば思うように出来る。

 実際のところ、安倍首相は何度も即位前の皇太子を訪れている。

 新元号「令和」を事前通報をした事は間違いないが、週刊新潮のその記事は、トランプ大統領の国賓についても話したと見られると書いている。

 間違いなくそうだろう。

 国賓ともなればその儀典も最大の行事が盛り込まれる。

 新天皇、皇后の新たな公務の仕事はじめが、傍若無人を絵にかいたような「あの男」でいいのか。

 週刊新潮ははっきりそう書いた。

 安倍首相は怒るだろうが、しかし同時に自らの不敬を恥じる事になる。

 あの英国でさえ、エリザベス女王にトランプを会わせるなと言う声が上がり、トランプ大統領の訪英が引き延ばされたことがあった。

 日本国と日本国民の統合の象徴である天皇を、その出発の時点から米国の下に置くような安倍首相は、自らの不敬を恥じるべきだ。

 それが自分の保身の為というのなら令和の時代を、そのはじめから冒涜する事になるだろう。

 それにしてもこんな特集記事を掲載した週刊新潮の勇気は見事だ。

 大手新聞こそ書くべき記事である(了)

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