沖縄の住民投票の結果を待たずして、きょう2月24日の午後、天皇御在位30年記念式典が行われる。
その事を記事にして書いたのは、きょう2月24日の読売と毎日新聞だけだ。
しかも、その記事は首相官邸のHPの情報をなぞっただけの、報道に値しない記事だ。
朝日に至っては内閣府の政府広報を小さく掲げただけだ。
すなわち、きょう2月24日、政府主催の記念式典が天皇・皇后ご臨席のもとに国立劇場で行われますと。
国旗を掲げてお祝いしましょうと。
詳しくは、首相官邸HPをご覧下さいと。
ふざけた内容だ。
朝日は最後に政府広報を小さく掲げ、突き放す事によって抵抗しているかのごとくだ。
それでも、はやばやと大きな政府広報を掲げた東京新聞よりも、まだましだ、といわんばかりだ。
それにしても、きょうの読売と毎日の記事で初めて知った。
国民を代表して祝辞を述べる人物が、福島県の内堀雅雄知事と川口順子元外相だという。
東日本大震災被災者を代表して福島県知事が辞を述べるのはまだわかる。
しかし、なぜ川口順子元外相なのか。
川口元外相は、あのイラク戦争の時、私に勇退を迫った小泉内閣の、通産官僚出身の外相だ。
だからと言うわけではないが、なぜ彼女が、両陛下の外遊に同行したからという理由だけで、国民を代表して祝辞を述べる人物に選ばれたのだろう。
新聞が調査報道すべきは、その人選過程だ。
そして記事には明確に書かれていないが安倍首相は辞を述べないと言う事だ。
もしそうならその理由こそメディアは調査報道すべきだ。
それよりも驚いたのは、天皇陛下がお言葉を述べられると書かれていたことだ。
やはり天皇陛下は語られるのだ。
文字通り最後のお言葉になる。
しかし、その内容は、安倍首相が差し向けた宮内庁官僚を通じて、安倍首相が事前チェックしたものに違いない。
果たしてサプライズ発言が飛び出すのか。
NHKはその模様を午後二時から総合テレビで放映する。
NHKがどのような解説をするかを含め、私は最大の関心を持って見ようと思っている(了)
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