このところ、NHKの早朝のニュースから目が離せなくなった。
きょう2月20日の7時のNHKニュースがまた衝撃的なニュースを流した。
トランプ大統領は文在寅大統領と電話会談し、来る米朝首脳会談で成功に向けて協力を確認し合ったというのだ。
すなわち、電話会談でトランプ大統領が、北朝鮮の非核化は重要だが急がないと伝え、これに対し文在寅大統領が米朝首脳会談の進展のためにはあらゆる協力を惜しまないと応じたというのだ。
NHKはこれを南北間の経済協力の進展だと解説していた。
このNHKのニュースは、今度の米朝首脳会談の内容を見事に教えてくれた。
すなわち、トランプ大統領は、北朝鮮の完全非核化については一歩も譲らない一方で、それには時間がかかる、それを促すために制裁の一部解除に応じる、具体的には南北経済協力の推進を認める、と伝え、それを文大統領は歓迎し、全面的に協力すると電話会談で応えた、というのである。
私がNHKニュースで注目したのは、トランプ大統領が、安倍首相にも電話会談して伝えると語ったと報じられたことだ。
つまり、安倍首相に対しては、すべてが決まった後で事後通報するとトランプ大統領は言ったのだ。
はからずも菅官房長官はきのう、米朝首脳会談について20日にも安倍首相はトランプ大統領と電話会談すると、日米関係の緊密さを宣伝した。
しかし、これほど間抜けた発言はない。
交渉の大筋が決まった後で、譲歩したのではないから心配するなと通告されるだけの電話会談になるのだ。
北方領土問題にの空回りに加え、また一つ、北朝鮮の非核化問題でも安倍首相は空回りした事になる。
それを見事に教えてくれた今朝のNHKの7時のニュースである(了)
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