追い込まれているのは安倍政権だけではない。
打倒安倍政権をさけぶ野党もまたどうしようもなく追い込まれている。
野党の中でも最も追い込まれているのが国民民主党だ。
何をやっても支持率1%前後をうろついているのだから絶望的だ。
しかし、そんな国民民主党でも起死回生策がある。
それは、ひとことで言えば、右翼より右翼的、左翼より左翼的なマニフェストを公言して出直す事だ。
具体的には安保反対と村山談話の遵守を、どの野党より明確に打ち出すのだ。
出来ないはずがない。
国民民主党は日米地位協定の改定交渉を言い始めた。
それでいいのだ。
それを、どの政党よりも強く、明確に打ち出すのだ。
私のように、安保反対、日米同盟反対という必要はない。
主権を取り戻すために不平等な日米地位協定を改定する、その交渉を米国と始めると公約し、そして本気で実行すればいいだけの話だ。
国民の誰も反対しない。
そして日米地位協定改定を本気で行えば、おのずと日米同盟の解消に行きつく事になる。
もうひとつは村山談話を国是とすると公約するのだ。
村山談話は歴代の首相が守ってきた談話だ。
安倍首相だけがそれを変えようとした。
そうさせてはいけないと、どの政党より明確に、強く公約として打ち出すのだ。
出来ないはずはない。
きょうの報道を見ていると国民民主党の羽田雄一郎議員が靖国参拝議連を脱会すると言い出したらしい。
たとえそれが選挙目当てのごまかしでも、脱会することは正しい。
やればできるのだ。
村山談話を国是とすることは、正しい歴史認識を持つことだ。
日本の戦争責任を認め、中国や韓国、北朝鮮との共生を誓って再出発することだ。
当たり前の事であり、まちがった安倍外交のアンチテーゼだ。
繰り返して言う。
国民民主党は、日米地位協定改正交渉と村山談話を国是とする、この二つを公約として掲げて再出発するのだ。
対米従属の似非保守より本物の保守だ。
枝野立憲民主党さえ真似のできない中国、韓国、北朝鮮との共存、共栄だ。
これこそが、これのみが、国民民主党の起死回生策だ。
新党憲法9条の目指すところである。
それに気づかないようでは国民民主党は終わるしかない(了)
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