きょう11月1日の産経新聞が書いた。
衆参両院で10月31日まで行われた各党代表質問では、憲法改正に対する立憲民主党と国民民主党の立ち位置の違いが際立ったと。
すなわち、国民民主党が自民党改憲案への「対案」を掲げたのに対し、立憲民主党は改憲論議への消極姿勢を重ねて示したと。
これは産経新聞の野党叩きの記事だ。
すなわち、一方において立憲民主党と国民民主党の分裂を強調し、野党共闘がうまいっていない現状を見せつけるとともに、他方において、野党第一党の立憲民主党の左傾化を強調しているのだ。
しかし、安倍首相の改憲議論の土俵に乗らない立憲民主党は正しい。
特に自衛隊明記の憲法9条改憲案など、議論する値のない自己矛盾の案だ。
まともな政治家なら土俵に乗れるはずがない。
願わくば立憲民主党には、最後まで土俵に乗らないでもらいたい。
しかし、そうすれば産経新聞はいずれ書くだろう。
ここまで頑なに改憲論議の土俵に乗ってこないのは、憲法9条改憲で党内の意見がまとまらないからだと。
そして、それはその通りなのだ。
駆け込み寺よろしく、選挙目当ての政治家がどんどん立憲民主党に近寄ってきている。
野党第一党を維持するため、立憲民主党はどんどん彼らを入党させている。
その結果、立憲民主党は憲法9条についての考え方でバラバラな政治家の寄せ集めになりつつある。
憲法9条で意見がまとまらないから改憲論議の土俵に乗れない。
そう産経新聞が書き始めた時こそ立憲民主党の鼎の軽重が問われる時である(了)
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