けさ早朝(午前6時)のNHKニュースが報じた。
プーチン大統領が東方経済フォーラムの席上で日ロ平和条約締結を提案した後で、安倍首相は通訳だけの二人だけの話し合いをプーチン大統領としていたことが分かったと。
その時流された画像は、ともに柔道観戦をしていた時の画像だった。
このニュースをどう読むか。
突然の提案を受けて何も反応しなかった事に対し、批判が出ている。
その批判をかわすためだろうか。
私は違うと思う。
私が助言したとおり、プーチン大統領の提案を受けて、安倍首相が飛びついたのだ。
次回の首脳会談に向けて動き出すという事だ。
実際のところ、あの時はとっさの事だったから何も言えなかったが、ロシアに滞在している間に、プーチン大統領の提案に何の反応を示さなかったなら、プーチン大統領は安倍首相を見放すだろう。
安倍・プーチン蜜月関係は終わる。
安倍首相がいかに愚かでも、それに気づかないはずはない。
問題は、安倍首相が今後どのようにプーチン大統領の提案に応じるかだ。
安倍首相は日本に帰ってしきりに繰り返している。
平和条約は領土問題が解決した後で締結するという従来の立場に変更はないと。
石破氏との自民党総裁選の論争の場でももそう言っていた。
果たして安倍首相は本気でそう言っているのだろうか。
もし本気でプーチン大統領にそう伝えたとすれば、その瞬間にプーチン大統領から愛想をつかされる。
やはり安倍はバカだと。
私は安倍首相はプーチン大統領に対し、検討に値する提案だといって評価する発言をしたに違いないと思っている。
しかし、そんな事を国内的に言えば野党からも自民党内部からも批判される。
だから従来の基本方針は変わらないと二枚舌を使っているのだ。
そして二枚舌を使うということは、最後はプーチン提案に乗るという事だ。
お得意の、玉虫色の決着で、日ロ平和条約締結という歴史的偉業をなしとげた事にするのだ。
それに向けて、谷内NSC事務局長を使って水面下で急速に協議が進められる事になる。
その結果、安倍首相は、日ロ平和条約締結という歴史的成果を手に入れ、北方領土返還に道筋をつけたと自画自賛し、プーチン大統領は、これで北方領土はロシアのものになったとほくそ笑む事になる。
おもしろくなってきた。
11月の第23回日ロ首脳会談における日ロ平和条約締結交渉開始と、それを報じるメディアの提灯記事から目が離せない。
国民は騙せても、私をごまかす事は出来ない(了)
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