きのうの直近のブログで私は朝日新聞のスクープ記事を紹介した。
すなわち、事前の勉強会で、北朝鮮の李容浩外相と接触できる機会はいつになるのかと尋ねる河野外相に対して、外務省の金杉アジア大洋州局長が、私が合図しますと答えたという、笑い話のような舞台裏をばらしたスクープ記事の事だ。
それが笑い話ではなく現実に起きたのだ。
その事を、今度は毎日新聞が教えてくれた。
きょう8月5日の毎日新聞はこう書いている。
「3日夜、ジャズの生演奏が響くシンガポール政府主催の夕食会。廊下を歩く北朝鮮の李容浩外相を待ち構えていた外務省の金杉憲治アジア大洋州局長が『来ましたよ』と河野太郎外相に伝えた。河野氏は閣僚専用の待合室に入り、各国閣僚が談笑する中、李氏と握手し、短時間言葉を交わした・・・」
朝日と毎日が同じ事を書いたのだ。
ということはメディアは皆知っているということだ。
この笑い話のような立ち話外交の裏話は、メディアの間の共通認識なのだ。
朝日も毎日も、面と向かってそう書かないが、内心笑っているのである。
そしてそれは他のメディアも同様なのだ。
ここまで日本外交は地に落ちたという事である(了)
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