きょう7月15日の産経新聞が一面トップでスクープ報道した。
防衛省は鹿児島県西之表市の馬毛島を買収し、米空母艦載機の陸上離着陸訓練地にする方針を固めたことがわかったと。
米軍の訓練期間は年間2週間程度で、残りの期間は自衛隊海・空の航空機訓練用に活用すると。
そうなることはこれまでの報道で断片的に報じられていたとはいえ、ついに馬毛馬が、我々の税金を使ったあらたな米軍と自衛隊の基地になるのだ。
この衝撃は大きい。
馬毛島は、かつて鳩山首相が「最低でも県外」と言って普天間基地の代替地にしようとした無人島だ。
馬毛島を所有する開発会社が政府に高く売りつけようとしてうまくいかず破産するなど、いわくつきの無人島だ。
結局、馬毛島などは、米国の最新軍事基地の代替にはなり得るはずもなく、普天間基地の辺野古移設はそのまま強行され、馬毛島はあらたな米軍と自衛隊の拠点となる。
米軍艦載機は米軍厚木基地から岩国基地へ拠点を移し、その訓練地の拠点が岩国から馬毛島に展開し、そして米軍が使わない1年間の大部分の間は、自衛隊戦闘機の訓練地として馬毛島が使われることになるのだ。
防衛予算にまかせた米軍支援のやりたい放題だ。
おまけに、米軍支援にかっこつけて自衛隊基地の拠点を強化する。
しかもそれが中国の脅威に備えた自衛隊の南西防衛の強化であるという。
すなわち、産経新聞のスクープ記事はこう書いている。
南西方面で唯一の拠点である那覇基地の滑走路が破壊されれば現状では代替拠点がなくなる。事前にF15を馬毛島に分散配備しておけば、那覇基地が攻撃されてもF15の壊滅が避けられると。
驚くべき中国との戦争ごっこだ。
安倍政権下であればこそできる自衛隊のやりたい放題だ。
日本中が米軍と自衛隊の基地だらけになる。
それを教えてくれる産経新聞の噴飯物のスクープ記事である(了)
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