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ルビコンを渡った小泉進次郎の「国民なめるな」発言 

 小泉進次郎にどこまでの覚悟があるかは知らない。

 しかし、小泉進次郎は結果的にルビコンを渡る事になるのではないか。

 願わくばそういう展開になってもらいたい。

 そう思ってこのニュースを聞いた。

 すなわち、小泉進次郎がきのう6月6日の自民党部会で行った次のごとき発言の事である。

 「森友・加計問題には結論が出せないのに、こういった改正案はしっかり結論を出す党はどうなのか。国民をなめてはいけない!」と。

 つまり自民党が公選法改革案の中で、合区制度を維持した上で比例代表の定数を増やすという、そのご都合主義を批判したのだ。

 そして返す刀で「やっぱりおかしい。どう考えたって愛媛県に嘘をついているのはおかしい」と言って、真相解明のため国会に特別委員会を設置することを提案したというのだ。

 私が「ルビコンを渡った」というのは、この疑惑解明のための特別委員会設置するという提案の事である。

 もしこの特別委員会が設置されるなら安倍首相は今度こそ追い込まれる。

 言い換えればこの特別委員会設置発言は自民党の内部からの安倍政権に対する倒閣宣言なのだ。

 そんな委員会が国会内に設置されるならただ事では済まない。

 安倍首相は決して容認しないだろう。

 もし小泉進次郎が、安倍首相との全面対決の覚悟なくこのような発言をしたとすれば、この特別委員会設置置など夢のまた夢だ。

 もし小泉進次郎が安倍首相の反発にひるんで本気で特別委員会の設置に動かないなら、やはり小泉進次郎は口先だけの政治家だということになり小泉進次郎も終わる。

 小泉進次郎がルビコンを渡ったかどうかは、国会に安倍疑惑特別追及の特別委員会が設置されるかどうかにかかっている。

 いよいよ小泉進次郎も決断を迫られる時が来たという事である(了)

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