予想していたとはいえここまでやるかという思いだ。
安倍首相を守ろうと忖度して苦心した財務官僚が、ここまで悪者にされて切り捨てられるとは。
財務官僚を守ると思っていた浪花節の麻生太郎が、安倍首相を守るために、ここまで仁義を捨てて財務官僚を見捨てるとは。
そして、ここまで貶められ、潰されたにもかかわらず、組織を挙げて抵抗するどころか、泣き寝入りするしかない、官僚組織の中の官僚組織である財務省。
もしこのまま安倍首相が一連の疑惑を乗り切るなら、次に見えてくるのは間違いなく中央官庁の再々編だ。
つまり、中曽根首相や橋本首相がやろうとして、いずれも中途半端に終わった、本当の意味での官僚組織の解体だ。
つまり、この国のトップエリート集団とされて来た東大卒の官僚たちを、国民に選ばれた政治家が完全支配する。
これこそが民主主義だというわけだ。
学力コンプレックスなにするものぞ、というわけだ。
エリート嫌いの国民の喝さいをあび、内閣支持率回復の起爆剤になる。
安倍首相がそう考えたとしても不思議ではない。
私が安倍首相ならそう考える。
もし安倍首相がそうするなら、おそるべし安倍首相である(了)
Comment On Facebook