昨日5月17日夜8時からのBSフジプライムニュースは私にとってはこれ以上ない興味深いものだった。
なにしろ外務省の同期がそろい踏みで出演し、南北首脳会談などの現下の外交・安全保障問題について語り合っていたからだ。
すなわち田中均元外務審議官、藤崎一郎元駐米大使、宮本雄二元駐中国大使らがそれである。
1969年の4月に桜の咲く外務省の門を共にくぐった同期生だ。
この中に谷内正太郎NSC局長が入れば、さらに同期会は充実したものになっただろうが、さすがに谷内は現役だからそうはいかなかったのだろう。
たまたまその番組を見つけた私は、釘付けになってあっという間に2時間が立った。
彼らの話す内容は一般の視聴者にはどう聞こえたかわからないが、彼らを知っている私にとってはまさしくかつての彼らそのままだ。
今の私が評価すれば、宮本、田中、藤崎の順で評価する。
宮本は合格点、田中はギリギリで合格、藤崎は落第だ。
しかし、私がここで書きたかったのはそのことではない。
藤崎がテレビの前で漏らした本音だ。
突然の北朝鮮の米朝首脳会談延期発言について、内心、日本政府関係者は喜んだのではないかと発言したのだ。
それを言ったらお終いだ。
果たして一般視聴者は、この藤崎発言に気づいただろうか(了)
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