新党憲法9条

憲法9条それは希望

安倍首相と枝野立憲民主党代表の利害が一致した今度の総選挙

 驚いた。

 今朝5月5日早朝のTBS政治番組が、今度の解散・総選挙は、もしそれが行われる事になれば、安倍首相と枝野立憲民主党代表の利害が見事に一致した解散・総選挙になると喝破したのだ。

 すなわち安倍首相はいまのままでは9月の総裁3選は危うい。

 しかし、安倍首相は何としてでも総裁を続け、自分の手で自衛隊明記の憲法9条改憲をしたい。

 もし総選挙で勝てば、再選の可能性が俄然強まる。

 たとえ自民党の議席数を減らしても、それが安倍降ろしにつながるような大敗でなければ、総裁選に勝てる、そう考えて安倍首相は解散・総選挙に突き進むだろうろ。

 しかも、もし野党が内閣不信任案を出せば、それこそが解散・総選挙の大義名分になる。

 解散権の濫用などと言わせない、というわけだ。

 突如として柳瀬元首相秘書官が国会で面会を認めと言い出したことも解散・総選挙に向けた布石だ。

 これは、アブダビ外遊に同行していた柳瀬元秘書官と安倍首相が悪だくみした野党のおびき出しだ。

 すなわち国会で首相案件を認めさせ、これに怒る野党に不信任決議案を出させようとする奸計だと。

 果たして野党はその手に乗るのか。

 野党第一党の立憲民主党は、今選挙をすれば反安倍票の受け皿は立憲民主党しかないと思っている。

 つまり、立憲民主党に限って言えば、解散・総選挙はむしろ歓迎なのだ。

 なるほど、そう言われて見れば、枝野立憲民主党代表が記者会見で傲慢発言をしていたことがわかる。

 解散・総選挙は暴挙だが、一番票を伸ばすのは自分たちだと。

 他の野党が聞いたらさぞかし頭にくる発言に違いないが、安倍首相はにやりとしてこれを聞いただろう。

 TBS解説委員はこう締めくくっている。

 解散の可能性はまだ1割ぐらいだ。

 しかし、それの可能性が急速に高まることはあると。

 その時こそ、柳瀬元秘書官の国会発言で安倍政権の批判が高まり、野党第一党の立憲民主党が内閣不信任案の提出に踏み切る時だ。

 安倍・枝野の利害が一致した解散・総選挙が実現する時である。

 そう解説した5月5日のTBSの政治番組である。

 この解説が正しいかどうかはもちろんわからない。

 しかし、政治の世界は一寸先は闇である(了)

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