何を思ったのか、首相を辞めたとたん、小泉元首相が突然「反原発」を叫び、講演したり、メディアに再登場するようになって久しい。
そこに来て、今度は安倍降ろの急先鋒になったごとくだ。
まさしく機を見て敏な小泉純一郎という世論迎合の政治家の本性丸出しだ。
それをまたメディアが喜んで取り上げる。
発売中の週刊朝日(4月27日号)が「小泉純一郎氏がついに安倍首相に引導を私は」と題するインタビュー記事を掲載した。
「もう引き際だ」
「3選はないね」
「バレてる嘘をぬけぬけと・・・」
「国民はあきれてんだよ」
「妻は関係しているんじゃないか」
などという小泉首相の「激白」のオンパレードを掲載している。
安倍首相との生死を賭けた戦いに挑む朝日新聞の真骨頂だ。
その朝日新聞はきょう4月18日の社説で、いまこそ自衛隊サマワ派遣の検証をせよ、と書いている。
イラク日報が公開されたこの機会に安保法を見直せ、それこそ、いまの政治に求められる責任である、とまで書いている。
その通りだ。
ならば朝日新聞は、野党に対し、いまこそ小泉首相を国会に呼んで当時の答弁の検証をすべきだと迫るべきだ。
そして朝日新聞は小泉元首相にそれに応じるよう求めるべきだ。
おりからきのう4月17日の外務委員会で野党がイラク日報について質問したらしい。
それに対し、小野寺防衛相は、自衛隊が活動した地域は非戦闘地域の要件を満たしている、法的に問題はない、などと開き直っている。
こんな事を言わせておいてはイラク日報が泣く。
国民の目の届かない外務委員会で下っ端議員が追及しても逃げられるだけだ。
テレビ中継される予算委員会で、党首を立てて集中審議を行うべきだ。
そして、そこに小泉元首相の参考人招致を要求すべきだ。
出来ればあの時、忖度せずに小泉首相を怒らせ、打ち首になった元レバノン大使を同時に招致して、小泉元首相と一騎打ちさせるべきだ。
そうすることによってはじめて国民は関心を抱く。
鉄は熱いうちに打て、である。
小泉元首相の国会証言なくしてはイラク日報公開の意義はない(了)
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