とにかく国会審議が機能していない。
せめて国会審議だけでも、もっと頻繁に、長く、開いたらどうだ。
しかし通常国会は1月22日からであることがはやばやと決まった。
一月は正月休みだというわけだ。
しかし安倍首相になってからはもう一つの理由がある。
地球儀俯瞰外交と称して、1月に外遊する事が当たり前のようになっているからだ。
それが意味のある外遊ならまだ許せる。
しかし、どうでもいい外遊ばかりだ。
それを見事に証明する記事を見つけた。
12月15日の朝日新聞が書いていた。
安倍首相は、東欧やバトル3国を1月中旬に訪問する方向で調整に入ったと。
その後に、なんと書かれていたか。
安倍首相は、当初、アラブ首長国連邦などの訪問を検討していたが、トランプ大統領がエルサレムを首都と承認したことに伴う中東情勢を見極めるため見送ったと。
それなら中止すべきだ。
朝日の記事はさらにこう続けている。
東欧訪問では、核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力強化などを呼びかけると。
とってつけた理由だ。
東欧諸国に呼びかけてどうする。
東欧諸国も急に訪問されても困るだろう。
中東訪問の代りだと知れば怒るだろう。
いくら外交儀礼だといっても、よくも受け入れるものだ。
何もかもいかさまな安倍地球儀俯瞰外交である。
野党はそんな安倍首相の外遊をボイコットして、国会審議の早期開始を求めるべきである(了)
安倍首相は東欧のポーランドに行きたいのでは。トランプ大統領の訪問を大歓迎した国ポーランドで、
日本が官民挙げて、次世代原子炉を2030年までに建設する計画。東芝や、三菱重工と日本原子力研究開発機構が中心となる。
年明けに両国で正式に合意する見通し。日本経済新聞
EU、対ポーランド制裁を加盟国に要請-民主主義に反する司法改革巡って、今、EUの大問題だ。
先日のパリ協定気候変動の会議場の外で、日本のODAの火力発電施設20基の反対デモの波の映像もあった。
美しい国日本は、提唱した人自らダーティ日本にしている。
バルト三国の分離独立運動からソ連邦崩壊が始まった。
ペレストロイカをキャッチフレーズに、
冷戦崩壊へと道筋をつけたミヒャエル・ゴルバチョフだったが
バルト三国独立は戦車で踏み潰すしかなかった。
そして、それが彼の限界であり、ボリス・エリツィンへと
バトンタッチする契機ともなった。
また、経済社会の民主化は許容しても、社会主義の政治的イデオローグは堅持するとして
1989年6月4日、戦車部隊を投入し、北京大学学生らの民主化要求運動を、踏み潰した
第二天安門事件における中国共産党、鄧小平の姿勢と通底する。
そして、安倍晋の向かうべき所は、ルーマニアだろう。
そこは嘗て、夫婦で独裁を続け、最後にリンチに近い処刑死で裁かれた、あのチャウシェスクの国
今の自分達を見直すための東欧外遊なら、千歩譲って血税流用にも眼を瞑ろう。