数日前の報道で、自衛隊がジブチの拠点を拡充すると小野寺大臣が記者に話した事が小さく報道されたことがあった。

　その理由が、隣接する土地を中国軍が買い占める事を知って、そうはさせじと、事前に買収するというものだった。

　それを知った時、私は、憲法９条を持つ日本が、軍事覇権大国の中国と張り合ってどうする、そもそもジブチの自衛隊拠点化は、海賊対策という名の軍事進出ではないのか、そう思ってメルマガに書こうと思ったが、書かずじまいに終わった。

　そうしたら、きょう１１月２３日の東京新聞「ニュースの追跡」が大きく取り上げた。

　これは、なし崩しの「海外恒久基地」になると。

　れっきとした憲法９条違反、専守防衛違反だと。

　背景には、米国の世界戦略と日本の海外基地所有の願望の合体が透けて見えると。

　その通りだと思う。

　東京新聞だけでなく、大手各紙が取り上げて日本国民が正しく理解しなければいけない、深刻な自衛隊のなし崩し的権限拡大である（了）