発売中の週刊ポスト最新号(9月29日号)で大前研一氏が見事に前原民進党の弱点を言い当てている。
もっとも、これは前原民進党の弱点というよりも、民進党そのものの弱点であると私は考えるが、いずれにしても、大前氏の指摘に私は思わず膝を打った。
その要旨はこうだ。
代表選で前原氏は「次期衆院選で政権交代を目指す」と述べたがこの目標自体が大間違いであると。
国民の大半は、もはや政権交代など望んではいない。民主党政権による政権交代があまりにもお粗末だったので、もう政権交代は懲り懲りだと思っていると。
その通りだ。
政権交代の繰り返しが不毛であることを、民主党による政権とその失敗が教えてくれたと、私がかねがね言って来たことと同じ指摘だ。
そして大前研一氏は続ける。
今の日本に必要なのは、かつての社会党や民社党のような「健全野党」である。なぜならば結局、日本は「なんでもあり」のデパートメント政党である自民党が支配しているからだ。従って、自民党と中央集権体制に胡坐をかく役人が「悪さ」をしないか監視し、間違った政策の軌道修正をすることが野党の役目なのであると。
社民党や民主党が健全野党かどうかは知らないが、権力を監視するのが野党の重要な役割であることはその通りだ。
私が新党憲法9条は、政権交代を求めず、監視政党に徹することを基本方針としている理由はここにある。
そして大前研一氏ははっきりと言い切っている。
かつての社会党にはロッキード事件など数々の疑惑を暴いて「国会の爆弾男」と異名をとった楢崎弥之助氏や、マドンナブームを起こした土井たか子氏ら、自民党にとって手強い論客がいた。加計疑惑追及には共産党の小池晃議員一人の追及の鋭さがその存在感を示したと。
つまり議員一人でも自民党の抑止力になれるのだと。
まさしく一人でも政治を動かす事ができると確信して、私が新党憲法9条をつくろうとしてる理由がこの大前研一氏に言葉の中にある。
最後に大前氏はこう締めくくっている。
なぜ政治がここまで悪くなったのか。それは1994年に導入された小選挙区制であると。
小選挙区制が導入された結果、風が吹くたびに素人政治家が大量に生まれては消えて、政治家の質が劣化していったと。
だから前原民進党は「小選挙区制廃止、中選挙区制復活」の議論をぶつけ、自治体の首長の一斉蜂起を助けるような思い切った方向転換(大前氏の持論である大選挙区制の実現)を断行せよと、かつての教え子である前原民進党代表を褒めごろしている。
この最後の部分だけは私は賛同しない。
選挙制度には一長一短がある。
選挙制度の改編をくり返したり、道州制などという大風呂敷を広げるよりも、平和を国是とした本物の監視政党をつくり、政治家の数と権限を大胆に削減したほうがはるかに国民の為になる。
それを目指すのが新党憲法9条である(了)
自民党は利権の再分配で票を獲得してきた。これで今でも地方では圧倒的に自民党が強く、それは継続的だ。
民進党というと、これはブームに乗った政党である。
ブームに乗って躍進し、ブームが去れば没落していく。
共産党と公明党は宗教政党である。公明党は創価学会、共産党は共産党信者である。 共産党は家族で共産党員であったりが多い。これも継続的な支持がある。が、宗教的であるが為、ある程度以上、政権をとるほどまでは票が伸びる事がない。、これが個人的な感想
今の状態で政権交替するには自民党を真っ二つに割るしかないでしょう。それが他の政党と絡んで新しい党を作っていく。
民主党も野党のときは最初は政権取れるとは思ってなく好きな事を並べていたがブームに乗ってしまった。 で、結構何もできなかった。野党とは好きな事が言える、野党とは口先だけだと国民にバレてしまった。 保守が強くなる訳です。
新党9条も宗教的に信者を作って 継続的な票を得るのが一番かと。
大前田氏もとっくの昔に過去の人になっちゃってるけどね。政治家や政党なんかに拘らなくてもいいじゃん。市民団体に加わり世直しするのも良し、宗教家になり辻説法してイシツブテぶつけられるのも良し、ネットでアノニマスぶってアジるのも良し、色々なやり方を模索したらエエちゃうんかな。俺は、政治屋なんかに自分の人生、頼らないよ。