きょう7月19日の各紙が一斉に報じた。
毎日新聞などは一面トップだ。
稲田防衛大臣が南スーダンPKO部隊の日報の存在を知っていたというのだ。
知っていたどころか、その内容について了承していたというのだ。
いうまでもなく、PKO部隊の日報には当時の南スーダンは戦闘状態だったと書かれていた。
そんなところにPKOを派遣する事は法律違反だ。
その事を隠すために、日報は廃棄されていた。
その事を稲田防衛大臣は知らされていなかった。
当時そう説明され、我々はそう思い込まされて来た。
それが事実ならとんでもない自衛隊の暴走だ。
誰がそんな判断をしたのか。
稲田大臣は内部調査して報告すると国会で答弁していた。
それらが皆ウソだったということだ。
その報告が出される前に、すべての嘘がバレたのだ。
これが事実なら安倍内閣は即座に吹っ飛ぶほどの嘘だ。
もちろん稲田大臣はこの報道を否定している。
自分がすべてを知っていた事など、ないと否定している。
しかし、各紙が書いている。
複数の政府関係関係者が明らかにしたと。
あきらかに内部関係者のリークだ。
安倍一強が崩れた証拠だ。
ぼろぼろと不都合な真実が出てくる。
しかし、である。
もはや稲田防衛大臣の更迭は周知の事実だ。
あと二週間ほどでただの議員になる。
いまさら稲田防衛大臣を追及しても誰も関心はない。
この報道は、南スーダンPKO問題の国会議論が真っ最中の時に報じられてこそ、価値があるのだ。
そうすれば、稲田大臣の更迭は必至で、安倍政権は総辞職に追い込まれていたかもしれない。
同じ事は加計問題についても言える。
もし前川次官の国会招致が、もっと早く実現されていたなら、そして前川次官がメディアにしゃべる前に、真っ先に国会でそのすべてを告白していたなら、加計疑惑問題はこんなに長引くことなく、安倍政権を総辞職に追い込んでいただろう。
すべてはタイミングだ。
今頃になって安倍首相を呼んで予算委員会を開いても、安倍首相の冗舌な言い訳を聞かされて終わる事になる。
安倍首相の支持率がさらに下がっても、総辞職に追い込むまでには至らないだろう。
ここで安倍首相を総辞職に追い込めなければ、解散・総選挙は遠のく。
その間に政局は混乱し、自民党は混乱は必至だが、野党はもっと混乱する。
野党の迫力不足が安倍政権を延命させているのである(了)
発覚がタイミングを逸してしまったのかもしれませんが、稲田朋美防衛大臣はウソをウソだと言うタイミングを逸してしまった様です。
相変わらずわ聞いてないの連発です。最後は居たけど私には聞こえて無かったとでも言うのですかね。
これ以上ウソをつき続けると防衛省という官庁自体が更に信用を失うから、事務方も制服もみんな「もう来ないでくれ」と言っているのに分からない様です。
任命責任追及が怖くてクビにしてくれなくても、自ら辞任する手もあるのに。この期に及んでよくもまぁ登庁できるものだと感心します。
もし弁護士さんに戻られても私は案件を依頼する気にはなれません。