早朝のNHKニュースで明治学院大学の高原教授が語っていた。
核兵器は絶対に使ってはならないとするこの条約が出来た事は画期的な事であると。
私もその通りだと思う。
おりから北朝鮮の危機が世界最大の問題になっている。
北朝鮮の危機は、その結末が、米国と北朝鮮の妥協となるか、核戦争に行き着くか、いずれに終わっても、核兵器は使えない、使ってはいけない、という結論にたどり着くしかないのだ。
それを先取りした歴史的意義が今度の核兵器禁止条約にはあるのだ。
そして、今度の核兵器禁止条約採択には、もう一つの大きな意義がある。
それは、国際政治の主役とされる軍事覇権大国をのぞいた、122カ国という大多数の中・小国と、NGO、そして何よりも、日本政府ではなく、日本の被ばく者たちによって、つくられたということだ。
彼らの手によってつくられた核兵器禁止条約が、国際政治の主役である軍事覇権国を縛る日が必ずやって来る。
この歴史的意義は大きい。
それはとりもなおさず、憲法9条がいつの日か世界の主流になる日が来ると言う事だ。
核兵器禁止条約の成立と憲法9条が世界に広がる事は、人類の希望である。
そして、その人類の希望は、決して、軍事覇権大国や強者によってもたらされるものではなく、中・小国や弱者によって実現される。
民主革命はかくあるべきである。
それにしても、米国と、それに追随するしかない日本政府は、歴史に汚点を刻んでしまった。
残念でならない(了)
久しぶりにすっきりするブログでした。