まともに働いている人間なら明日の仕事の為に睡眠している深夜をざわざわ選んで国会を開き、あたかも朝まで大変な政治的攻防を繰り広げているふりをする。
与党と野党が結託して国民を欺く茶番劇だ。
腹立たしい限りだ。
もちろん加計疑惑を乗り切るために共謀罪成立を急ぎ、国会を店じまいしようとしている安倍首相は許せない。
しかし、そうなる事はわかりきっていたのに、徹底抗戦の振りをして、おめおめと安倍首相を逃がした野党の体たらくに腹が立つ。
しかし、野党が安倍首相を逃したのは共謀罪や加計疑惑だけではない。
その前に、退位特例法の成立で、見事に安倍首相を逃がしている。
その事を、きょう発売の週刊文春(6月22日号)が、政治部記者や宮内庁担当記者の言葉を借りて次のように見事に喝破している。
・・・「安倍首相の眼中には皇室問題はなくなった」というのは、ある政治部記者だ。「憲法改正を悲願とする安倍首相は、憲法遵守を信条とされる天皇陛下が苦手でした。近い将来の退位が決まって、内心は一安心でしょう。女性宮家の議論も封じることができた。首相にとっては、『完勝』だと言えます」(宮内庁担当記者)・・・
その通りだ。
もはや安倍首相の念頭にあるのは、憲法9条改憲だけとなった。
そしてそれに向かって安倍首相は走り出し、野党はそれを阻止する力は全く無い。
来週から東京都議会選挙一色になり、その後にこの国の政治は大混乱に突入することになるだろう。
野党共闘は終わる。
私でなくても、誰かが新党憲法9条の必要性を言い出さなければいけない時が待ったなしにやって来る(了)
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