小池新党がらみの政治記事を一番熱心に書いてきた週刊誌の一つに週刊実話があります。
発売中の最新号(6月22日号)に小池新党が国政に向かう興味深いシナリオが書かれています。
小池百合子氏の自民党離党は、東京都議会選挙への勢いを取り戻すための予定通りの行動であると。
加計学園疑惑をはじめとした安倍首相の「忖度」政治批判を見て、今がチャンスだと反自民に舵を切ったのだと。
こうなれば安倍自民党としても戦わざるを得ない、全面対決となると。
そして小池新党の動きは都議会選挙後は国政に向かうと。
これらの指摘は、私もそう思って書いてきたことばかりです。
その通りになるでしょう。
私がその週刊実話の記事で関心を持ったのは、その時に集まる小池新党の「同志」たちです。
これを週刊実話は「懐刀7人衆」と書いています。
その中で私が一番驚いたのは、なんとあの橋下徹前大阪市長が参加すると、在阪政治記者の名前を借りて、要否次のように書いているところです。
すなわち、一説には、憲法改正のため秋にも行われる内閣改造で橋下徹を安倍首相が民間から入閣させるという説もある。しかし、それは見方が甘い。森友学園疑惑にしても、加計学園疑惑にしても、何かしらの安倍パワーが利いたことは明白だが、何も解明されない。官邸が徐々に伏魔殿と化しつつあるなか、何かのきっかけに国民の安倍離れが一気に進むと橋下徹は見ぬいていて、その後の小池氏に相当期待してる、というのです。
この週刊実話の見立ての真偽はわかりませんが、もしそうなれば驚きです。
7人衆の中に若狭議員が入っているのは当然で、彼なら歓迎です。
私は若狭議員と最近新党憲法9条について話した事がありますが、彼はその時、村上誠一郎と並んで安保法に棄権した自民党議員は私だけだと言って憲法9条前文をそらんじました。
安倍批判発言を繰り返す石破茂や野田聖子、そして船田中もまた小池新党に期待している一人だと書いています。
そこまではまだわかりますが、長島明久や渡辺喜美の名前が挙がっているのにはがっかりしました。
もし小池百合子が彼らを入れるようでは小池新党には期待できません。
果たして小池新党はどういう新党になるのでしょうか。
すべては東京都議会選の後に動き出します。
その小池新党の動きと並行して、民進党は分裂し、野党共闘はさらに混迷すでしょう。
そんな混乱する政局の中で、ベストタイミングを狙って、私は新党憲法9条宣言を行うつもりです。
税金泥棒を拒否し、憲法9条を国是とすることを訴える新党憲法9条が輝かないはずがないと思っています(了)
連休の5月1日から5日まで、パレスチナ、イスラエル、ウクライナを外遊した世耕経済産業大臣が、本日、12日のロシアの日を前倒しでの式典がロシアの大使館で行われた。その挨拶で「プーチン大統領と安倍首相ほど煩雑に会談している首脳はいない。自慢できる世界で唯一の首脳たちだ」
天木氏も以前書いていたように、回数しか誇れない安倍首相と、逆に大使館はプーチン大統領に対する侮辱と取ったから、すぐにロシアメディアは配信したのでしょう。
日本国民としてこのような人たちが日本の政治のトップにいるなんて耐え難いことです。