トランプ大統領のロシア疑惑がはじめて取り上げられた時、私はトランプは米国大統領としてまともな外交は出来ないと直感した。
なぜならば、疑惑が真実なら、プーチンはトランプの生殺与奪を握っているからだ。
ハニートラップにしろ、大統領選挙への干渉にしろ、それが事実なら、いざとなれば、「ばらすぞ」と脅かせばいいからだ。
そのプーチンが本音を言い始めた。
弱者の本音は握りつぶされて終わるが、強者の本音はその通りになる。
ついに、米軍基地が配備されるおそれがあるから北方領土は返さないと公言した。
この発言で、安倍首相の北方領土問題解決は決定的に頓挫した。
今度はトランプの番だ。
ついにプーチンが北朝鮮の核について本音を語った。
きょう6月4日の各紙が報じている。
ロシアで開かれている国際フォーラムの討論の中で、米国の軍事圧力路線をこう批判したという。
「小さい国々は独立と安全、主権を確保するために核兵器を持つ以外の方法を見いださない」と。
これは、米国の対北朝鮮政策に対するこれ以上ない批判だ。
プーチンにここまで本音を言われてはトランプもお終いだ。
トランプにとって北朝鮮問題の武力解決はあり得ないという事である(了)
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