不毛に終わるサミットであることは容易に想像できたが、それにしてもトランプがこれほど傍若無人に振る舞うとは思わなかった。
なにしろ、議長であるイタリアの首相が会議後の記者会見で、トランプは傲慢だったと世界の前で公然と批判したのだ(5月28日テレビ放映)。
あまりにも異例なことだ。
サミットをぶち壊したことに議長国として、よほど腹に据えかねたに違いない。
なにしろ歓迎式典の後に各国代表が談笑しながら歩いて会議場に向かったのを尻目に、トランプだけがゴルフカートに乗り込んでひとり離れて進んだというのだ(5月28日毎日)
あまりにも外交ルールから逸脱した首脳としての行動だ。
首脳会議が始まる前からぶち壊している。
メディアはその一部しか報じないが、おそらく今度のサミットは、すべてが万事この調子だったに違いない。
それにもかかわらず、安倍首相は北朝鮮問題で包囲網が出来たと胸を張った。
メディアは、安倍首相の橋渡しでトランプが譲歩し、反保護主義の文言が宣言に盛り込まれたと言わんばかりだ。
同行した安倍側近は、安倍首相はリーダーの中のリーダーだったとまで表現して自画自賛したらしい。
よくもここまで、すぐばれるウソがつけるものだ。
よくもメディアはそのウソをそのまま垂れ流すものだ。
しかし、ウソはこれからどんどん明らかになっていくだろう。
腹立たしさを通り越して、悲しすぎる(了)
ヤフーのコメント欄も「は? なんの成果?」的な意見が占めてますね。 去年あたりはまだ安倍応援団のコメントが多く見られましたけど、ここに来てさすがに裸の王様と気づかれだしたって所でしょうか。
とにかくなにひとつ良くなってないのだから当然てば当然なんですが、「失われた20年」+更に失った安倍執権という評価が国民の一般認識になる日も間近でしょう。
それでも菅あたりは言うんでしょうね、
「ご指摘にはあたらない」・・・