トランプが大統領になってまだ4カ月たらずであるのに、ここまで米国の威信が低下した。
このままトランプ政権が4年間も続けば、米国という国は本当に崩壊するのではないか。
いや、それまでトランプ政権は持ちこたえられるのか。
もちろん、米国は崩壊することなく、トランプ政権が任期半ば終わることもないだろう。
しかし、そう思わせるほど、トランプ大統領は失策、失政、続きだ。
そして、その極めつきともいうべき、機密情報をロシア外相らに漏らした事が廃部告発によって明らかにされた。
過激派組織イスラム国に関する機密情報を、トランプ大統領がロシアのラブロフ外相らに漏らした疑いがあると米紙ワシントンポスト紙が15日報じたという。
あり得ない事だ。
しかし、その後に続くトランプ大統領の発言が、もっとあり得ない事である。
マクマスター大統領補佐官は15日の記者会見で報道は間違いだと一蹴した。
ところが、一夜あけた16日、トランプ大統領は自らのツイッターでこれ報道の事実を認めた。
これは驚きだ。
しかし、もっと驚いたのは、その時のトランプ大統領の開き直りだ。
ロシアと情報を共有したかった。
私には大統領としての絶対的な権限が与えられている。
そうツイッターに書いたというのだ。
テロ情報という最も機密度の高い情報を大統領みずから漏洩する。
ロシア疑惑の最中にロシア外相に漏洩する。
しかも、その漏洩が、ロシア疑惑が高まった後の、5月15日のラブロフ外相との会談で行われたという。
大統領補佐官が報道を否定した直後のトランプ大統領が自ら認める。
大統領の権限は絶対的であり、大統領の自分がそう判断したのだから誰も文句は言えないと開き直って。
しかも、そんな重大な発言を、記者会見を開かずにツイッターでささやいて終わりにする。
何もかも異例で、異常だ。
これが許されるようでは米国はお終いだ。
そんな米国との軍事同盟を最優先すると言い続ける安倍首相もまた首相失格だ。
トランプ大統領とともに安倍首相は首相を辞めざるを得なくなる。
すべてはトランプ大統領のロシアゲート事件の今後の進展にかかっているるということである(了)
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