それにしても安倍首相はつまらないことをべらべらと冗舌にしゃべる首相だ。
国家答弁もそうだが、記者会見やメディアへのインタビューもそうだ。
それが一国の首相としてふさわしい内容ならそれもいいだろう。
しかし安倍首相の言葉はおよそ首相としての言葉にふさわしくないものばかりだ。
読売新聞の独占インタビューや日本会議の集会へのビデオメッセージの後は、産経新聞が発行する夕刊フジの連休特集号(5月4日号)の独占インタビューが掲載されていた。
それをたまたま見つけた私は、特別号価格300円を支払ってそれを買って読んだ。
そしてあきれ果てた。
冒頭から北朝鮮の軍事的脅威に触れて、トランプ大統領の北朝鮮への覚悟は本物であり、すべての選択肢がテーブルにあると言葉と行動で示すトランプを大統領を高く評価すると言っている。
軍事的対応もあると言っているのだ。
その後に続く言葉も、憲法9条では平和は守れない、テロは防げない、と、まるで本気でそう思っているかのごとくしゃべている。
こんな事を、しかも自らを持ち上げてくれる特定のメディアで、軽々に語る首相は、自らの軽薄さを世にさらしてるようなものだ。
こんな人物が首相なのである。
その首相が1強支配の政治を行っているのである。
かつて作家の平林たい子は、中曽根首相を「カンナ屑のようにペラペラ燃える男」と評したという。
風見鶏と言われた中曽根首相の冗舌ぶりを揶揄した言葉だ。
その言葉は、いま安倍首相にこそ向けられるにふさわしい言葉だ。
中曽根首相は平林たい子の批判に対し、「うまいこというなあー」と言って余裕を見せたという。
安倍首相はむきになって反発するに違いない。
ここでも安部首相は中曽根大勲位の足もとにも及ばない(了)
海外メディアは、福島県浪江町帰宅困難地区山林火事は、7日経っても鎮火しない。消防や自衛隊の240人が、防護服を着て消火に務めていると報じている。
安倍首相、この火災を日本のメディアになぜ報道させないのか、知らない人も多い。
自衛隊を大切と述べるなら、この懸命に消火活動している自衛隊員のことをなぜ報道させないのか疑問。首相は戦闘することが、自衛隊の本分と思い込んでいるに違いない。