私の聞き間違えかもしれないが、今朝のNHKが報じていた。
北朝鮮が日本を攻撃したらすかさず報復攻撃が出来るよう米国と連携強化を図る方針だと。
これほど平和ボケした話はない。
北朝鮮が日本を攻撃する時は在日米軍基地を攻撃する時だ。
そんなことになれば、米国は日本と連携するまでもなく直ちに報復する。
それよりもなによりも、北朝鮮が攻撃してきた時点で日本は終わる。
だから、いま日本が真っ先にすべきことは、何があっても北朝鮮に攻撃をさせないことだ。
そのためには、これ以上北朝鮮を軍事的に挑発することなく、中国を通じて米朝協議を始めることだ。
それを安倍首相からトランプ大統領に伝える事だ。
しかし、私が安倍政権の「平和ボケ」ここに極まれりと書いた本当の理由はそれではない。
きょう4月14日の読売が報じていた。
麻生財務相は5月の連休に合わせて訪米し、ムニューシン米財務長官と会談する方向で調整していることが分かったと。
為替相場の安定や、シリアや北朝鮮情勢の緊迫化が金融市場に及ぼす影響などについて、意見を交わすとみられると。
とんでもない話だ。
いつ何時、朝鮮有事が起きるかもしれないと言う時に、総理だけでなく副総理も外遊するという。
おまけに、あの稲田防衛相がベトナム、タイを訪問することは既に書いた。
メディアは調べた方がいい。
まちがなくほかの閣僚もこの時期に外遊するはずだ。
毎年恒例の連休休みの閣僚の外遊ラッシュであるからだ。
しかし、北朝鮮の攻撃がここまで緊迫している時に、恒例の外遊を楽しむ安倍政権とは一体何だろう。
これこそが「平和ボケ」だ。
トランプ・安倍電話会談で、米国が北朝鮮へ先制攻撃しないと言う確約を得ているのならわかる。
その場合は安倍政権は国民をだましているということだ。
しかし、もし何の情報もなく、連休中に安倍政権の閣僚たちが恒例の外遊を楽しむというのなら、これ以上の平和ボケはない。
どっちなんだ。
いまこそメディアはこの事を書くべきだ。
因みに読売新聞のその記事はこう書いている。
麻生氏とムニューシン氏が緊密に連携することで、日米経済対話を補完する効果も期待されると。
何を寝ぼけた事を言っているんだ。
4月18日からペンス副大統領が訪日し、麻生副総理と日米経済対話をするはずだ。
安倍・トランプ会談で、そこですべてを決めると合意したはずだ。
その麻生・ペンス日米経済対話で決まらない話を、どうやってムニューシン財務大臣が決められるというのか。
読売新聞は支離滅裂である(了)
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