きょうの各紙が大きく書いている。
ついに天皇陛下の退位を認める特例法の与野党合意が17日に正式に成立すると。
こんな重要な問題が、こともあろうに安倍外遊の直前に急いで合意されるとは。
しかも、天皇陛下があのお言葉で国民に訴えられた、日本と日本国民の象徴である天皇陛下の公務とは何かという問題が一切議論されないまま、国民にとって理解できない皇室典範改正の是非ばかりが議論されて終わった。
なぜこんな事になってしまったのか。
それはもちろん安倍首相の強い意志がある。
安倍改憲の野望が天皇陛下に阻止されてはたまらないというわけだ。
自分より先に天皇陛下に退位いただき、その後で思う存分改憲に邁進するというわけだ。
なぜ政治はそれをあっさり許すのか。
それは民進党に護憲の心がないからだ。
共産党はそもそも野党共闘までは天皇制に反対であった。
それを言われては野党共闘にならないため、今度の議論の表に立てなかったからだ。
私が7月の都議会選挙に挑戦する事を決めた理由は、既存の政党、政治家では日本は救えないということを訴えるためである。
もはや言葉でいくら言ってもらちが明かないから、行動で示して国民に訴えるためだ。
その一つが、この天皇陛下のお言葉である。
もちろん天皇陛下のお言葉には直接には言及しない。
そんなことをすればたちどころに命を狙われるからだ。
私がひたすら訴える事は、憲法9条こそ最善、最強の安全保障政策であるということだ。
日米関係はもちろん、中国、ロシア、北朝鮮との関係も、イスラム国との関係も、憲法9条を国是とすれば正しく対応できる。
だから憲法9条を安倍首相に変えさせてはいけない。
そう国民に訴えるためだ。
それはそのまま、天皇陛下が、あのお言葉で国民に伝えようとされたことだ。
今度の東京都議会選に新党憲法9条が挑戦したことを天皇陛下に伝えたい、その機会は今度の都議会選しかない、それが最大の理由である(了)
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