書こうと思って書かずにいたのだが、きょうの新聞広告を見て書きたくなった。
10日ほど前の読売新聞(5月4日)に安倍首相の発言に関する興味深い記事があった。
すなわち、安倍首相が夕刊フジのインタビューで次のように語ったというのだ。
夕刊フジで語った事を翌日の読売新聞が書くぐらいだから、よほど興味深かったのだろう。
それとも安倍首相を代弁するつもりで書いたのか。
その時はそう思って読み流した記事だ。
その記事にはこう書かれていた。
ジャーナリストの田原総一朗氏がブログで、安倍首相が新型コロナウイルスへの対応を「第3次世界大戦」と表現した事について、安倍首相は「(第3次世界大戦は)田原さんの発言で、私は『そういう見方もありますね』と答えただけだ」と(夕刊フジのインタビューで)否定した・・・
これを読んだ時、私は、やはり田原総一朗の言ったり書いたりしていることは信用できないと思った。
私は田原総一朗が安倍首相が第3次世界大戦と言う言葉を使ったと書いているのを読んで、いかにも安倍首相らしいと、ますます安倍首相に批判的になった。
もし安倍首相の発言が本当なら、(そしてわざわざ安倍首相がインタビューで釈明するぐらいだから本当だろう)、田原総一朗というジャーナリストは、とんでもない、いい加減なジャーナリストだ。事実を巧みに変えて報道し、自分の存在感をアピールする食わせものということだ。
かつて辛口評論家の佐高信がいみじくもレッテル貼りをしたように、田原総一朗はまさしく「電波芸者」である。
お呼びがかかったらどこでも顔を出し、読んでくれた相手に迎合するような発言をするのだ。
そう思っていたら、きょうの新聞広告を見て驚いた。
月刊Hanadaという超右翼雑誌に、佐藤優が寄稿してる。
その見出しがふるっている。
コロナ危機で頑張っている「安倍首相の下で団結しよう」と訴えているのだ。
どこにでも顔を出し、発言を巧みに変えて読者に迎合する。
「日本の知の巨人」である佐藤優が、見事に「電波芸者」に変身した瞬間である(了)
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