きょう9月19日の産経新聞が、「日米首脳、25日に会談」という見出しの記事を掲げた。
韓国政府から遅れること約一週間、ついに日本政府も安倍首相の国連総会出席日程を発表したのか、と思って読み進めた。
そして驚いた。
何のことはない。
トランプ大統領がつぶやき、米国の側近がそれを確認した事をそのまま書いているだけだ。
つまり、クドロー米国家経済会議委員長が17日に、トランプ大統領が25日にニューヨークで安倍首相と会談すると語った事を受けて、25日に日米貿易協定に署名する見通しだと語った事を、そのまま記事にしているだけなのである。
しかもである。
その発言は、ワシントンで開かれた日米財界人会議での講演で、さりげなく語った言葉だ。
日本の首相も舐められたものだ。
日本の首相の国連総会出席と日米首脳会談の日程は、米国が決めて、発表までも、米国がするということだ。
いくら対米従属の日本と言えども、ここまでみっともない姿は、これまでなかった。
それもこれも、安倍首相がトランプ大統領に100%従属して来たからだ。
その安倍首相の前に、外務省が機能していないからだ。
韓国政府のほうがはるかに対米自立している。
安倍首相は文在寅大統領に対米自立で負けている。
韓国嫌いの産経は、こんな情けない記事を書くくらいなら、せめて日本政府が公式発表したものを記事にすべきだった。
どうせ遅れついでだ。
どうせ、みな知っていることだ。
たとえ公式発表が安倍首相のニューヨーク出発直前になったしても、国連総会演説日程や、すべての首脳会談の日程が確定したものをまとめて堂々と書くべきだった。
米韓首脳会談が未定のまま見切り発車で発表した韓国政府と、それをそのまま報じた韓国のメディアを、産経新聞は笑うことができたはずだ(了)
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