今回は入閣はないだろうという予想を裏切って行われた小泉進次郎の初入閣だ。
ただでさえ政治ニュースの話題を独占するきょうの組閣だが、裏をかかれたメディアは、汚名挽回とばかり、小泉進次郎の抜擢の裏を、あれこれと報道せざるを得ない。
安倍首相はしてやったりと高笑いをし、ただでさえ相手にされない野党共闘側は、ますます霞む。
この人事の思惑はどこにあるか。
私の大胆な予想はこうだ。
安倍首相は四選よりもその後の自分の影響力の保持を優先したということだ。
11月に桂太郎を抜いて日本の政治史上最長の総理になる。
これ以上首相を続けても意味はない。
あとは任期を全うし、あるいは東京五輪後に総裁選を前倒しして、その後の自民党政権の継続を盤石にする、その事を最優先したのだ。
何故進次郎が環境大臣なのか。
ズバリ原発対策だ。
おりから原田環境相が退任記者会見で原発汚染水は海に流すしかないと発言した。
小泉進次郎は就任早々それを否定し、原発処理を最優先する。
つまり、小泉進次郎の役割は、親ばか小泉純一郎と二人三脚になって、ガス抜きに徹し、反原発の野党の攻勢をかわすことなのだだ。
おもてなしの伴侶と一緒になって東京五輪の成功ムードを盛り上げることだ。
進次郎を総理にさせることがすべての親ばか小泉純一郎は、もちろん、安倍政権に反旗は翻さない。
4選にこだわらなくなった安倍首相は強い。
ただでさえ混迷する野党は、今度の安倍首相最後の内閣の前で、ますます打つ手がなくなるだろう(了)
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