私は、野党議員に国会で質問して欲しいと思う事を書くことが多い。
私が書くものを彼らが読んでいることを知っているからだ。
これから書くこともその一つである。
きょう9月10日の日経新聞の市況欄に、「トウモロコシ急落」という見出しの記事を見つけた。
そこには、こう書かれていた。
「トウモロコシの国際相場が急落している・・・最大輸出国である米国の在庫が潤沢な上、南米のブラジルやアルゼンチンが豊作と、自国通貨安を追い風に輸出攻勢を強めているためだ・・・」
この記事を読んで真っ先に思い起こすのが、安倍首相がトランプ大統領に飲まされたトウモロコシの緊急輸入だ。
トランプ大統領が安倍首相に全量引き取りを要請した理由がわかる。
そして、喜んで一方的に記者会見を開いたのがわかる。
買い手がつかない米国産のトウモロコシを引き取るのは安倍しかいない。
だから安倍に押しつけたら、すぐ買ってくれた。
こんなにうまくいくとは思わなかった。
そう、飛び上がって喜んだのだ。
その時安倍首相は、買うのは私ではない。民間企業だ、と釈明した。
それを聞いたトランプ大統領は、日本の民間企業は政府の言う事をよく聞く、と茶化した。
噴飯物のやりとりだ。
ここまでなめられている。
どこの民間企業が余剰商品を喜んで買うというのか。
もちろん、その資金は日本政府が負担してやることになっているから買うのだ。
問題は、その代金だ。
トランプ大統領との約束は数量ベースだったのか、それとも金額ベースだったのか。
もし数量ベースなら、実際の購入までに、トウモロコシ価格の更なる下落があるかもしれないから、買いたたける。
税金だから、せめてそれくらいはしなければいけない。
しかし、もし金額ベースで約束しているとしたら、それは購入ではなく、資金援助だ。
我々の税金をトランプ大統領の再選の為に使ったということだ。
納税者の我々の了承が必要になる。
野党議員は、きょう9月10日の産経新聞の市況欄の記事を、来るべき国会で活用しなければいけない(了)
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