きのうのメルマガで書いた通り、きょう10日の参院選で、野党は「老後2000万円問題」の一点に絞って安倍首相を攻撃するのだ。
そうすれば、安倍首相はやぶれかぶれ解散をするしかなくなる。
どうせ解散風を吹かされてやられっぱなしの野党だ。
ここは覚悟を決めて、国民をバカにした前代未聞の金融審議会報告書を白紙撤回させるのだ。
安倍第一次政権が07年の参院選で惨敗したのは「消えた年金」問題だった。
それがもとで安倍首相は腹痛で敵前逃亡した。
そのトラウマが、安倍首相を狂ったように長期政権に走らせた。
しかし、いくら悪あがきしても、政権を放り投げた政治家失格の烙印は消し去る事は出来ない。
敵前逃亡は安倍首相に運命づけられた宿命だ。
今度の老後2000万円問題は、消えた年金どころではない。
年金破綻だ。
安倍長期政権の一丁目、一番地のアベノミクスが大失敗した証拠だ。
もはや安倍首相では国民の暮らしは守れない。
いや、安倍首相は国民を守る気がないのだ。
即刻、辞任ものだ。
しかもである。
きょう6月10日の日刊スポーツ「政界地獄耳」が教えてくれた。
7日に発表された自民党の参院選公約では、「誰もが安心、活躍できる人生100年社会をつくる」と啖呵を切っている。
3日に発表した報告書では年金制度が破たんしたから後は自助努力で生きろと突き放しておいて、7日の選挙公約では人生100年社会をつくる、と平気でうそをつく。
国民の怒りに油を注いでしまった。
もはや19日の党首討論など不要だ。
きょうが国会の最後の日にしなければいけない。
野党はきょうの参院決算委員会で「老後2000万円」問題に絞って徹底追及し、安倍首相を腹痛に追い込め。
そうすれば参院選は逆転する。
オリーブの木で一つの党名で選挙に臨めば政権交代もあり得る。
安倍とその仲間を政治から排除して、反安倍のすべての政治勢力を結集して、国民生活第一の緊急避難的な挙国一致政権をつくるのだ。
野党は、今度こそ、私の助言に耳を傾けたほうがいい(了)
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