トランプ大統領に先行してボルトン大統領補佐官が来日した。
そこまではいい。
しかし、格下のボルトンにわざわざ安倍首相が会って厚遇している。
百歩譲って、それもいいだろう。
日米首脳会談の詳細に関する打ち合わせだからだ。
しかし、こんな発言を日本に来てまでさせてはいけない。
ボルトンは安倍首相との会談を終えた後で、都内で記者会見に臨み、北朝鮮が5月上旬に短距離弾道ミサイルを発射した事について、こう語ったらしい。
これは明らかな国連安保理決議違反だ、疑う余地はない、と。
いうまでもなくボルトンは北朝鮮にとって認めがたい人物だ。
トランプ大統領とうまくやって来たのに、その足を引っ張る邪魔ものだ。
北朝鮮は何度もボルトンを名指しで批判して来た。
そのボルトンを厚遇し、わざわざ日本に来てまで、北朝鮮を批判させる。
そんなことを許すような安倍首相を、北朝鮮が許すはずがない。
前提条件なしでの日朝首脳会談を提案した安倍首相だが、いまではそれが何の根拠も、準備もない、片思いのような発言だったことが明らかになった。
そして、このボルトン発言放置である。
無条件どころか、日朝首脳会談そのものが夢のまた夢になった。
北朝鮮が安倍首相を再び批判し始めるのは時間の問題である(了)
Comment On Facebook