臨時国会の最大の争点である外国人労働法案がいよいよ本格的に審議されるという。
ところが審議日程が窮屈で会期延長必至であるという。
なぜ延長しなければいけないほど日程が窮屈なのか。
それは安倍首相が外遊するからだ。
11月末にアルゼンチンで行われるG20首脳会議に出席するという。
百歩譲って安倍首相のG20出席を認めるとしても、その前後に多くの国を寄り道訪問する。
しかも、12月に入っても、英国をはじめ緊急必要性のない国を訪れる。
これはあまりにも国会軽視だ。
私は何度も書いて来た。
これほど頻繁に外遊する首相など見た事がないと。
しかも、どれも成果のない無駄なものばかりだ。
国会の審議の合間を見つけて外遊するのではなく、外遊の合間に国会審議が行われる。
なぜ野党はそんな国会軽視を許しているのか。
私は何度もそう書いて来た。
しかも、野党が追及する外国人労働法案が本格審議されるのだ。
その法案の唐突な提案と採決強行は、すべて安倍首相の責任だ。
だから安倍首相不在の国会審議など無意味だ。
野党は本気で外国人労働法案を阻止する気があるのか。
何故安倍首相の外遊を国会をストップさせる気迫で阻止しようとしないのか。
そう思っていたら、麻生財務大臣のG20出席外遊に反対したらしい。
その理由がふるっている。
東大卒業の候補者を税金泥棒呼ばわりしたからだという。
こんな理由で外遊阻止できるのなら、なぜ外国人労働法案審議を理由に安倍首相の外遊を阻止しようとしないのか。
そう思っていたところ、更に腰が抜けた。
麻生大臣はそれでも平気な顔をしてG20に出席するという。
外遊阻止の議決には、法的拘束力がないからだという。
何の事はない。
野党は、阻止できないことがわかっているのに、反対決議を採択した事で満足しているのだ。
こんな事では、安倍首相の外遊阻止など出来るはずがない。
いや、そもそも本気で阻止する気などないのだ。
いまの野党には安倍暴政を止める力も、意思もない。
安倍暴走に対する抑止力、監視力はますます弱くなりつつある。
安倍自民党政権に対する支持率が下がらず、その安倍政権の支持率より、支持なし政党の支持率の方が多くなるのも無理はない(了)
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