改造内閣の閣僚たちが、次々とスキャンダルや醜態で追い込まれ、安倍政権を揺らがせている。
しかし、安倍政権の足を引っ張りかねない一番危険な閣僚は河野外相だ。
そう思わせるような河野外相の暴言が続いている。
徴用工判決をめぐる河野外相の韓国批判の事である。
あまりにも執拗であり、激しい。
さすがの韓国も河野外相批判を始めた。
このまま行けば、日韓関係は取り返しのつかない事になる。
そして、日韓関係の悪化で困るのは安倍政権の方だ。
安倍政権は何としてでも徴用工問題を封じ込めないといけない。
もし、このまま日韓請求権協定で解決済みだという事ばかり強調していると、そのうち必ず韓国メディアの中で、日韓請求権協定に基づく日本の資金協力の闇を指摘する者が出て来る。
そうなれば韓国世論が気づく。
そして、当時の朴正煕政権と日本政府の癒着関係に火が付く。
この問題で韓国世論が騒ぎ出せばお終いだ。
その当時の日韓関係を取り仕切っていたのは、安倍首相の親元である清和会の政治家たちだ。
もう半世紀も前の事だから、皆忘れているが、1970年半ばの国会議事録を見ればわかる。
日韓資金協力の闇は、当時の日本の国会でも大問題だったのだ。
いま再びその闇が表面化すれば、安倍政権の命取りになる。
安倍首相は何があっても、これ以上日韓関係を悪化させてはいけないのである。
外務官僚たちは、その事を、体を張ってでも、河野外相に教えなくてはいけない。
安倍首相に伝えなくてはいけない。
武藤前駐韓大使や谷内正太郎国家安全保障局長は何をボヤボヤしているのだろう(了)
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