きのうのメルマガで私は書いた。
G7サミット終了後に行われた安倍首相の記者会見は、自画自賛に終始した一方的で、異例、異常な記者会見だったと。
自由で公正な貿易ルールを確認したサミットの宣言採択が、まるで自分の手柄のように語っていたが、それは本当なのかと。
もし本当ならおかしいではないか、理不尽な自動車の輸入規制措置をトランプ大統領から課された日本の首相なら、欧州の首脳と一致団結してトランプ大統領の誤った政策を阻止すべきではなかったのかと。
何よりも、本当にトランプ大統領は自由貿易の重要性を謳ったサミット宣言に同意したのかと。
NHKが朝7時半ごろから流した記者会見の模様を実況中継で聞きながら、リアルタイムで私はそう書いた。
そして、はたして明日の大手紙はこの安倍首相の記者会見をどう評価するだろうか、けだし見ものだと書いた。
ところが、きょう6月11日は新聞休刊日だったから確認できなかった。
しかし新聞が発行されなくてもテレビが報じてくれた。
なんと議長国のカナダのトルドー首相が、G7直後の記者会見で、トランプ大統領の輸入制限措置はカナダにとって侮辱的だと批判したのだ。
同じサミット直後の記者会見でも、議長国のトルドー首相がそう言っているのだから間違いない。
もっと驚いたのはトランプ大統領だ。
なんと議長のトルドー首相を、穏やかな振りをしていたが、とんでもない腰抜け野郎だったとツイッターで酷評したというのだ。
そして米国の担当者に、あんな宣言は拒否しろと命じたというのだ。
メチャクチャなサミットだったということだ。
これがカナダサミットの現実だ。
つまり安倍首相はG7の記者会見でも大嘘をついたということだ。
拉致問題の解決でサミット首脳の理解が得られたというのも、大嘘に違いない。
外交の安倍が外交でも大嘘をつくようでは、いよいよ安倍首相も終わりだ。
明日の大手紙は果たしてなんと書くのだろう。
おそらくもうサミットは過去の事だと言わんばかりに、シンガポールの米朝首脳会談の事ばかり書くに違いない。
かくして安倍首相のサミット直後の記者会見の大嘘は、ごまかされて終わる。
だから私がいまこうして、再び書いているのである。
安倍首相の大ウソを許してはいけない(了)
Comment On Facebook