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狂ったように外交に逃げ込む安倍首相と谷内正太郎の責任

 きょうの読売が教えてくれた。

 安倍首相は4月下旬から5月にかけてサウジアラビアなど中東3か国を歴訪すると。

 さらにまたイランもあわせて訪問したい意向だと。

 もちろん、その前には延期された訪米が4月中旬に行われる。

 そして5月には日ロ首脳会談が予定され、きのうついに日中韓三か国首脳会議を東京で行う見通しになったと報じられた。

 狂ったような外交日程だ。

 それらが意味ある外交であるならまだわかる。

 しかし、すべて成果の見通しがないものばかりだ。

 まるで森友疑惑の追及から逃げるだけのアリバイ作り外交のごとくだ。

 これまでは、単なる無駄な外遊だと笑いとばして見過ごせたが、今度ばかりはこんな高飛びを許してはいけない。

 証人喚問の必要性は、何も森友疑惑がらみだけではない。

 安倍外交の中身を検証するため、その最大の責任者である谷内正太郎NSC局長を国会に呼び出して、何をやって来たのか、そのすべてを語らせる必要がある。

 彼ほど、安倍首相の失敗外交の最大の責任者でありながら、メディアが一切批判しない、それどころか持ち上げてばかりいる、秘密のベールに包まれた官僚はいないからだ。

 国会に招致して語らせれば、その正体は、驚くほど空疎であることが白日の下に明かされるだろう(了)

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