そして誰もいなくなった。
これは、1939年に刊行されたアガサ・クリスティの長編推理小説のタイトルであるという。
今その言葉はトランプ大統領に当てはまる。
ついにティラーソン国務長官が更迭されたという衝撃的なニュースが飛び込んできた。
米朝首脳会談の直前というタイミングで、本人がアフリカ訪問中という不在の時に、つぶやき一つで解雇を告げられたティラーソン国務長官。
しかし私は驚きも同情もしない。
なにしろ、「私の仕事はトランプのツイッターを見る事から毎日始まる」と公言するほど自虐的になっていたティラーソンだったからだ。
馬鹿呼ばわりしてトランプを激怒させた時点で更迭必至だったのに、前言を翻して職にとどまった腰抜けだったからだ。
それにしても、ここにきてトランプ側近のすげ替えはすさまじい。
そして、フリン大統領補佐官から始まってバノン首席戦略官兼上級顧問に至るまで、メディアで取りざたされた人物はことごとく、時間を置かず本当になっている。
この調子でいけば、これからもトランプのまわりから主要人物がどんどんいなくなるだろう。
そして最後はメラニア夫人だ。
なにしろ不倫関係にあった元愛人が口止め料の13万ドルを叩き返すからしゃべらせてくれと言い出したらしい。
しかもその元愛人がトランプと不倫関係になったのは、トランプがメラニア夫人と結婚してわずか1年後だったとばらしている。
ここまで恥をかかされて、メラニア夫人が我慢できるとはとても思えないからだ。
トランプの周りには愛娘のイバンカ以外の誰もいなくなる。
その時こそ、「そして誰もいなくなった」だ。
事実は小説よりも奇なりである(了)
後任に充てたのが前CIA長官。それが気になってなりません。
湾岸戦争の時に開戦に踏み切ったのがCIAからの生物化学兵器をイラクが極秘裏に溜め込んでいるとの情報でブッシュがゴーサインを出したかに記憶しています。
はたしてCIA情報は本当にそういう誤った情報を掴んでいたのか、はたまた戦争屋さんと結託し偽情報をブッシュに掴ませたのか。
あの時と同じ様な流れにならなければ良いのですが。
そこで思ったのですが新党憲法9条のネット政党という利点を生かして海外支局を作られては如何でしょうか。
ネット上で海外居住の日本人でも外国人でも趣旨に賛同する方に国外の場から現地の言語でネットで情報発信してもらうとか費用は掛けずにすぐにでも可能かと思います。
選挙の票には結び付かなくとも、この崇高な新党憲法9条の精神は世界中から広めるべきだと思います。