ここまでくればもはや「ゼロ回答」は許されない。
これは、きょうの各紙が書いている、森友文書書き換え疑惑に対する安倍自民党政権の対応のことだ。
しかし、「ゼロ回答」が許されないのは、安倍自民党政権の疑惑隠しだけではない。
トランプの米国は、もはや北朝鮮が切った満額回答に、ゼロ回答で応じるわけにはいかなくなったのだ。
それにしても、北朝鮮が韓国を通じて世界に示した回答は驚くほど前向きだ。
衝撃的ですらある。
核放棄以外はすべて応じている。
核実験、ミサイル実験の凍結に応じると言っている。
米韓軍事演習も受け入れると言っている。
いや、核兵器についても、「米国が北朝鮮の体制を認めるなら核を保有する必要はなくなる」とまで言っている。
これは事実上の核放棄宣言に等しい。
これを要するに、韓国を通じて金正恩の北朝鮮が世界に伝えた回答は、これまで米国や世界が北朝鮮に求めて来た要求に対する満額回答だ。
果たしてトランプの米国はこの、金正恩の北朝鮮が切ったカードにどう回答するのだろうか。
もし、米国が、検証可能で不可逆的な核放棄に応じるまで対話に応じないと繰り返すのなら、それはゼロ回答だ。
しかし、どの核保有国が、一旦保有した核兵器を無条件で放棄するだろうか。
イスラエルにしてもインド、パキスタンにしても、一旦核を手にした国が、それを手放すことなどあり得ない。
それを一番よく知っているのは米国であり、ロシア、中国といった核大国だ。
だからこそ核大国は、イスラエルやインド、パキスタンに核を放棄せよとは迫らない。
イランのような核保有疑惑国でさえ、検証可能で不可逆的な核疑惑の放棄には応じていない。
米国もそこまで厳しくイランに迫っていない。
トランプの米国には、北朝鮮だけに厳しくゼロ回答を迫り続ける事は許されない。
トランプは北朝鮮との対話に応じることになると思う(了)
Com tempo mínimo de tributo ɗe 15 anos.
外交努力の成果とは、このようなことなのだろう。
対話で問題が解決できるのが一番ではないか。
日本人はもっと喜んでもいいと思う。
東京新聞に、米国の科学者で組織する「憂慮する科学者同盟」が、2009年に米連邦議会からの意見聴取で秋葉外務次官が、駐米公使の時の沖縄県に核兵器の
貯蔵施設を建設する可能性について「説得力がある」と述べていたことを明らかにした。
この真偽はこれから明らかにされるだろうが、米国の中にも安倍政権の交戦的な振る舞いに危惧する人達がいる。
北朝鮮に関して、トランプ大統領の米国は選択肢があるが、自ら選択肢をせばめた日本は、ほほえみ外交に騙されるなと言い続けるしかなくなる。
一番の外交力になる憲法9条のある日本を取り戻すべきだ。
核兵器を放棄した国としては南アフリカ共和国があります。
リビアは保有までは行ってない段階で,計画を放棄したんでしたかね?