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憲法9条それは希望

平昌冬季五輪を素直に喜べない日本の不幸

 今の日本を見ていると、まるで日本国中が平昌冬季五輪がうまく行かない事を願ってるかのようだ。

 安倍首相がそう願っているのはわかる。

 安倍首相に忖度するメディアがそればかり報道する事はわかる。

 しかし、国民までもがそう願っているとしたら、これほど不健全なことはない。

 4年に一度のスポーツの祭典を歓迎できない理由はどこにもない。

 選手たちは頑張って来たし、我々もその活躍を楽しみにしているはずだ。

 日本も2年後には東京五輪を控え、その成功を願っているはずだ。

 なぜ素直に喜べないのか。

 北朝鮮も韓国も、五輪を政治利用しているからだという。

 しかし、あらゆる国際行事において、政治と無関係なものは何一つない。

 政治利用するなと声高に叫ぶ国ほど、一番政治利用して来た国だ。

 南北統一などうまく行くはずがないという。

 しかし、冷戦で分断された同一民族が、冷戦が終わって30年近く経つというのに統一出来ない事自体が不幸な事だ。

 なぜドイツが出来たことが韓国に出来ないのか。

 統一出来るか出来ないかではなく、統一されるべきなのだ。

 北朝鮮も韓国も、それを願い、そのための努力をすべきなのだ。

 世界はそれを支援すべきなのだ。

 統一を願わない国があるとすれば、それは、分断されたままの朝鮮半島のほうが都合がいいと考える、よこしまな思惑を持ってる国だ。

 北朝鮮が日韓米同盟にくさびを打ち込もうとしているから、けしからんという。

 しかし、このまま米国主導の日米韓同盟が北朝鮮に圧力一辺倒で臨めば、行き着く先はトランプによる北朝鮮への先制攻撃しかない。

 何としてもそれだけは避けなければいけない。

 平和の敵である日米韓同盟など、分断されたほうがいいのだ。

 北朝鮮との話し合い解決を優先するロシアや中国と、トランプの米国は、分断されたままのほうがいいのだ。

 この三か国が結束すれば、世界はこれら三か国の軍事力に支配され、暗黒の世界になる。

 弱者が強者に絶対服従させられる世の中になる。

 これら三か国は、戦争すればお互いの犠牲が大きすぎることを知ってるから、決して戦争はしないし、出来ない。

 だから、これら三か国はお互いに対立し、けん制し合っているほうが、世界のためなのだ。

 こう考えた時、南北対話は歓迎すべき事であり、北朝鮮の平昌五輪参加は成功裏に終わることを、皆が願うべきなのだ。

 それとも日本は戦争を望むというのか。

 北朝鮮も韓国も嫌いだというのか。

 もしそうであれば、何をかいわんや、である(了)

コメント & トラックバック

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  1. 南北対話は大事な事だろうと思うが、私は朝鮮半島統一には微妙です。 何も関係がない国だとしたら日本も歓迎するでしょうが、韓国大統領を始め新聞なども統一した時の費用の協力を日本に求めると言ってるし、政治家や新聞などは統一費用4兆円の内の1兆円を日本が負担するべきだとも書いている。 しかも北朝鮮に対する戦後の賠償問題もでてくるだろう。
    国際協力としてインフラ整備などとして一兆円の半分くらい出さなければいけなくなるかもしれない。 それを日本国民がどう思うかですね。

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