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南京大虐殺記念日に沈黙した習主席を喜ぶ安倍政権の自信のなさ

 南京大虐殺から80年にあたるきのう12月13日、習近平主席の出席の下で南京市の大虐殺記念館で追悼式が行われたという。

 しかし習近平主席は演説をしなかったという。

 これを見て各紙が一斉に書いた。

 最高指導者が国家行事に参加しておきながら演説をしなかったのは異例の事だと。

 そして、これは習近平が対日改善に配慮したからだと。

 メディアが勝手にそう決め込んで習近平主席の沈黙を歓迎するのはまだいい。

 しかし、菅官房長官が13日の記者会見で、「姿勢が示されたことには留意したい」、「関係改善の流れを大切にしながら未来志向で取り組みを順守することが大事だ」と(朝日)語った事は大きな外交失策だ。

 みずから外交カードを捨てたも同然だ。

 これでは中国に、安倍首相は中国との関係改善を欲しがっている、と手の内を明かしたようなものだ。

 安倍対中外交の自信のなさの裏返しである。

 それよりも、なによりも、菅官房長官は、習近平主席が安倍首相との関係改善に舵を切ったと、本気で思っているのだろうか。

 そうならおめでたい。

 こんな事では、これからも習近平主席の言動に、一喜一憂させられる。

 安倍対中外交は習近平対日外交の手のひらの上で踊らされることになる。

 「安倍対中外交破れたり」

 そのことを見事に証明した菅官房長官の記者会見の発言である(了)

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  1. 第1次安倍内閣発足後の2006年10月

    安倍は小泉前首相の靖国参拝問題で冷え切っていた中国、韓国へ訪問

    首相に就任して最初の外遊先が中国だった

    小泉政権下で冷却化していた日中・日韓関係の改善を目指そうとした

    今は昔だ

    その数年前の官房長官時代、小泉首相の北朝鮮訪問に随行

    拉致問題への”真摯”な姿勢を仄めかし

    イメージアップに心掛けていた

    今は昔

    て言うか

    真摯・真摯と馬鹿の一つ覚えの言葉とポーズばかりで

    中身無しのスカタンは

    この頃からもう始まっている

  2. 日本会議の広報のサンケイが、稲田朋美元防衛大臣の宣伝を始めている。

    南京事件から80年に合わせて、南京の真実を追及する会を開いて、安倍政権下での元防衛大臣が講演した。

    稲田氏は「外務省による南京事件既成事実化は看過できない」と訴えた。

    この国会議員こそ、日本人の恥じで、よく首相が防衛大臣にしたことに驚きだ。

    また、本当に北朝鮮問題や、拉致問題を解決したい意思が政府にあるなら、大臣たちが国際会議で

    中国を念頭にこうすべきだとメディアに流させているが、相手国ときちんと話し合う環境も必要だ。

    稲田朋美氏は80年前に生きていて南京事件を自分の目で確認したという根拠なのだろうか。

    是非聞きたい。

  3. ユーミンは私の中で『矩を越えず』を越えてしまいました。

    だから私はファンを辞めました。

    津川雅彦氏にも同様に。

    菅さんのコメントは小国日本が超大国に対して妙な上から目線のコメントと聞こえるでしょうね。中国からすれば。

    それだけでもダメダメなのに、もっと慎重に真意を探ってから言えば良いものを、本気でホッとして言っちゃったんでしょ。

    安倍外交の大家である谷内さんも頼りにならないしね。

  4. アホチャイナ

    式典には、南京事件の生存者とされる人々を含めた約1万人が出席。国営中央テレビなどが生中継で様子を伝えたそうな。兪正声全国政治協商会議主席が演説で「30万人の同胞が殺戮され、無数の女性や子供が野蛮に虐殺された。中国人民は歴史を心に刻み、平和を愛し、平和的発展の道を進むことを誓う」と述べたそうな。一方、日中関係については「日中両国は引っ越すことのできない隣人だ。民間交流の歴史は長く、中国は日本を含めた周辺国との関係を深化させたい」などと語ったそうな。

     30万人が殺害された事が真実なら、中国は日本を許せないのは当然だ。逆の立場だったらどうだろう。尤もな話だ。

     日本も米帝に広島・長崎と2発も原爆をブチ落とされ、30万人に近い人々が犠牲となった。開戦の経緯はどうあれ、これは真実だ。日本人はもっと米帝に怒りをぶつけなければならない。なのに、真逆の事ばかりしている。安倍に至っては、トンデモナイ媚び諂いの為体(テイタラク)。

     それはそうと、

     今月10日、安倍首相は経済同友会の小林喜光代表幹事らとゴルフを楽しんだ後、夫婦で東京・丸の内の帝国劇場を訪れ、松任谷由実の舞台「朝陽の中で微笑んで」を観賞。舞台終了後、夫妻は中華料理店「琥珀宮」でユーミンと食事を楽しんだそうな。

     安倍はバブル時代の大ヒット映画「私をスキーに連れてって」の監督と成蹊大からのお友達。昭恵夫人も例年、ユーミンの誕生日会に招かれている。

    昭恵は、4年前から名誉会長として『私をスキーに連れてかなくても行くわよ』というイベントを主催。森友学園の名誉校長だった昭恵は今年3月、国有地取得問題が国会で本格的に追及され始めていたにもかかわらず、スキーイベントに参加した。今シーズンも参加する予定。10日のユーミンの舞台を観賞後、安倍夫妻はユーミンと一緒にニッコリ記念撮影。

    デンデン安倍とデレデレくっつくユーミンにはゲンナリだ

    「我々日本国民を戦争に連れてって」なんちゃって

    アホカ

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