ついにウィリアム・ハガティ米国新駐日大使が8月17日成田空港に到着した。
私が驚いたのは、その翌日18日に安倍首相を表敬しているところだ。
安倍首相はそのために夏休みを短縮してわざわざ官邸に戻っている。
外交慣例としては、外国の新任大使は天皇陛下に信任状を渡してはじめて公式活動を行う事になっている。
着任した翌日に首相と会談するのは米国大使だけだ。
しかもこれは信任状提出前によくある儀礼的な訪問ではない。
安倍首相と会談した直後に、米軍のトップであるダンフォード統合参謀本部議長と安倍首相の会談に立い、日米同盟強化を確認している。
おりから北朝鮮危機をめぐってワシントンで2プラス2が開かれ、米国と一緒になって中朝に圧力をかけることで合意したばかりだ。
見ているがいい。
ハガティ大使の任期中に日米同盟は、後戻りできないほど進むに違いない。
ハガティ大使は、着任したその日から離任のその日まで、日米同盟の顔として日本に君臨することとなる。
迷走するトランプ大統領に代わって、厳しい命令をどんどんと発する事になる。
北朝鮮の危機が終れば次は経済問題だ。
日本の譲歩は待ったなしである。
お人形さんのようなケネディ大使の時代がなつかしく思えてくるだろう。
そんなハガティ大使の攻勢から日本を守ることのできる政治家はただの一人もいない。
いまこそ新党憲法9条が必要な時である(了)
天木さんは、御自身が大使経験者だったので、こうしたメッセージには、とても説得力を感じます。お人形さんだったケネディなんて、ズバリ、言い当てておられる。外交官なんて、屁のツッパリにもならない。ほとんどの下らない外交官は、我々の血税で贅沢三昧の生活を享受しているのだ。天木さんの様な、自国のトップの誤りを、毅然として諫言するなんて事、やれる外交官は、稀少価値的存在なのです。改めて、天木さんの凄さが分かります。