森友疑惑問題で一番強硬な姿勢を貫いているのは、他でもない安倍首相自身だ。
なぜか。
それは、安倍首相は、いまここで森友疑惑問題で絶対に屈するわけにはいかないからだ。
ここで負けて辞任に追い込まれるようになれば、あの第一次内閣の敵前逃亡の汚名よりも、はるかに不名誉な首相で終わることになるからだ。
あの時の敵前逃亡の汚名をそそぐどころか、これまで、嘘を重ね、苦労して成し遂げた長期政権の「実績」のすべてを失うからだ。
歴史に名を残すどころか、石をぶつけられて追われることになるからだ。
安倍首相は絶対に辞任しないと自分に言い聞かせて毎日を日々過ごしているに違いない。
権力のすべてを使い、あらゆる策を講じて今度の森友疑惑問題を乗り切ろうとするだろう。
そんな安倍首相を辞任に追い込むには、野党は安倍首相以上の覚悟を決めて後半国会に臨まなくてはいけないということである。
はたして野党にその覚悟があるのかどうか。
私には心もとなく見えてしかたがない(了)
Comment On Facebook