このところ米軍がらみの不祥事件、事故が相次いでいる。
その中でも、米軍岩国基地の戦闘部隊による規律違反の常態化が明らかになった事件は噴飯ものだ。
そして、それを報じる記事もまた噴飯ものだ。
住民の不安と怒りを代弁して、山口県の村岡嗣政という知事が防衛省を訪れ抗議したという。
しかし、防衛省に抗議しても意味がないことぐらいわかっているはずだ。
もはやここまで日本を無視している米軍にこそ抗議しなければいけないのだ。
住民を代表する地方自治体の首長なのだから、住民の不安と怒りを直接米軍にぶつけなければいけない。
その一方で山本朋宏という防衛副大臣が山口県知事に陳謝したという。
日本政府が米軍に代わって陳謝してどうする。
謝罪しなければいけないのは米軍だ。
河野防衛大臣は米軍に謝罪させなければいけないのだ。
規律違反を当たり前のように繰り返す米軍がすべて悪いのに、その米軍の姿がまったく見えない。
こんな国は世界中のどこを探してもないだろう。
それがおかしいという声すら出てこない。
米軍による事故が起きるたびに見られるセレモニーのような新聞記事だ。
メディアもまたあきらめているごとくだ。
小さな記事で済ませているのがその証拠だ。
ニュースにもならないのである。
対米従属ここに極まれりである(了)
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